印鑑は一生ものを選ぼう

捨て印などに使う三文判の印鑑や、銀行印、実印、最低でも3つは必要な印鑑。
銀行印と実印は、できれば一生持てるものを作りたいものだ。
古来より、権力者のみが持っていた印鑑、中国では紀元前より皇帝や高貴な貴人のみに許されたもので、中国に古来より伝わる陰陽学に基づき、吉兆を呼ぶ画数にするため、省ける字画は薄く彫ったり、省略したりしたそうだ。
日本でも鎌倉時代初期までは印鑑が使われていたが、武士の世となり花押に取って代わられたが、織田信長の天下布武印により復活し、以後、印鑑が主流となっていった。
明治維新の際、明治の西洋かぶれの役人により、西欧の習慣にならい、サインを強制しようとしたが、結局馴染まず、その対策とした印鑑登録という世界に例のない登録制度により、印鑑は日本人にはなくてはならない存在となっている。
印鑑登録した実印は、家を買うとき、ローンを組むとき、家族が増えたときなど、人生の一大イベントでは、誰もが必要とするものだ。
また銀行印は金融機関での口座開設などで必要で、キャッシュカードなく引き出すときに銀行印が必要なことは言うまでもない。
どちらも自分であることの証明でもあるため、真似されたり、同じものが出回る可能性の最も低い手彫りにするのが一般的である。
また、欠けたりしては不吉でもあり、一生物にはなりえないため、丈夫な素材で、できればキャップのあるものが良いとされている。